私:「長生きの秘訣は、何ですか?」
102歳のお婆ちゃん:「のんびーり過ごす事よ〜」
これは、私がデイケアで勤務していた時に聞いた話です。昔から、怒りっぽい人は早死にしやすいとは、聞きますが・・・
自律神経とは、交感神経(活動)と副交感神経(休息)のことをいいます。私達はこの交感神経と副交感神経を天秤にかけてバランスをとりながら生活しています。この自律神経が関係しているものとして、無意識下で働く、内臓、心臓、血圧、体温、脈、消化、代謝、水分バランス、唾液、汗、涙、排尿・排便、性的反応などがあります。体温上がるように意識しても上がるものではないですよね〜。私達が、意識的に調整できないもの、それが自律神経なんです。
私達は、毎日さまざまなストレスなどにさらされ、交感神経優位である時間が多いように思います。その為、活動の神経である交感神経が活発に働きすぎて、副交感神経優位への切り換えがうまくいかず、なかなか眠りにつけなかったり、急に夜にハッと目覚めたりして結果疲れがとれず、また今日が来た・・・という悪循環に陥りやすい環境になっているのではないかと思います。
前にも書いたように、睡眠はとても人にとって大切で、脳も体もリセットされます。なので、睡眠がとれないとリセットされないうちにまた忙しい日々が始まり、肉体・精神的にもクタクタになるのは当たり前です。決して、体力がないわけではありません。
昔、出会ったおばあちゃんの、長生きの秘訣であるのんびりする事というのは、実は副交感神経を働かすとのメッセージだったのかなと今改めて思います。そして、怒るのも自分に損になるように感じますね。