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乳ガン治療のホルモン剤
乳がんになられた方の70〜80%の方が、エストロゲンを取り込んで増殖する性質をもった乳がんと言われています。
その為、手術後数年間にわたり、ホルモン剤を使用してエストロゲンを体の中から少なくする治療を行うようです。
ところで、
閉経したのに、エストロゲンが多いとかなんで?と思う方もいるのかもしれません。
閉経した後は、副腎皮質というところでアンドロゲン(男性ホルモン)が分泌され、脂肪細胞の酵素によってエストロゲン(女性ホルモン)になります。
なので、閉経後も女性の体にはエストロゲンがあり、ホルモン剤が効いていくというメカニズムになっています。
ところで、ホルモン剤の副作用はご存知でしょうか?
- ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)
- 生殖器の症状 性器出血、膣分泌物などが増加する場合があります。
- 血栓
- 骨粗鬆症
- 関節痛
- 精神症状
- しみ・肌荒れ
- 記憶力の障害
などがみられます。更年期障害の症状と似ているのはエストロゲンに関係しているからでしょうね。
どうして、関節のこわばり・痛みが出るかというと関節の中にある液体(滑液)が減少してしまうからなのです。
更年期障害も閉経時にエストロゲンが急激に減少して体調不良がおきます。ホルモンバランスが崩れると脳の視床下部というところに作用して自律神経も乱れてしまうのです。
当院は、ホルモン治療中の方にも不快な症状を抑える為に自律神経の調整、血流の改善などを行なっています。治療の最大限の効果がありながら不快の症状(副作用)を抑えていきます。体が元気になれば、心も元気になれます。
大野城市 風の音整体院