昨日、食品に入っている保存料について書きました。
保存料が、亜鉛の吸収を妨げ、カルシウムの排出を促すとのことでした。
カルシウムは、骨をつくのに必要と理解できますが、亜鉛はパッとしないとおもいますので今日は、もう少し亜鉛について詳しく書いてみようと思います。

亜鉛は体内で作ることができない「必須微量ミネラル」で、体内に約2~4gほど存在します。
酵素の構成や酵素反応の活性化、ホルモンの合成や分泌の調整、DNA合成、タンパク質合成、免疫反応の調節などに作用し、身体の成長と維持に必要な栄養素です。
つまり、人間の体は主にタンパク質でできていますので、タンパク質を作るのに亜鉛は必要なので不足すると何かしら影響がでそうな事は分かります。
不足した時の主な症状としては、成長障害、味覚障害、貧血、食欲不振、皮膚炎、生殖機能の低下、慢性下痢、脱毛、免疫力低下、低アルブミン血症、神経感覚障害、認知機能障害、性機能不全、食欲低下、下痢、骨粗しょう症、キズの治りが遅い、感染しやすいなどがあがっています。
そして、亜鉛がどんな食物に多いかというと魚介類、肉類、藻類、野菜類、豆類、種実類です。
こうしてみると、さまざまなものに含まれているのですね。

日本人の食事摂取基準では1日の摂取の推奨量は18~74歳の男性で11mg、75歳以上の男性で10mg、18歳以上の女性で8mgとなっています。
また、逆に亜鉛が多すぎると、銅の吸収阻害による貧血、骨異常、毛髪異常、白血球減少、好中球減少、心血管系や神経系の異常、成長障害などのおそれがあります。
多すぎても、少なすぎてもよくないことが分かりますね。
その為、できるだけ単体のみの栄養素だけを取り込めるサプリに頼らず、複合的な栄養素が含まれる食べ物から摂取し、保存料をできるだけ避けるために自炊するのがよいのかなと個人的には思っています。
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