自律神経失調症という言葉を聞いた事があるでしょうか?
自律神経とは、交感神経と副交感神経の事です。
失調とは、 調和がとれなくなること、 調子が合わなくなる事です。
つまり、交感神経と副交感神経の調和、つまりバランスが乱れる事によっての不調のことを自律神経失調症というわけです。
では、実際どういう状態になっているのでしょうか。
世間では、「リラックス効果のある〜」「癒し」「〜のための休息」などよく耳にします。
10年前にこのような言葉は頻繁に使われていたイメージは、私にはあまりありません。
このようなことを考えると、みなさん昔の人より心身共に疲れている、という事が言えるのではないでしょうか。
まず、スマートフォンの普及率なんですが、総務省の調べによると、2010年で9.7%だったのが、2019年以降からは80%超えています。
そして、特にコロナ以降に人とのコミュケーションのとりかたの変化もあったと思います。
以前はライブ会場やお祭りなど人が集まりやすい場所での人混みに対して、昔は当たり前の光景が今は、なんとなく違和感に感じてしまう事だったり、電話をかけて聞いていた事をラインなどで行う事で文字で伝わりにくいことからでのトラブルやストレス。
色んなものが発達して、今のような快適な生活がある一方、人が関わらない範囲が複雑化したことでの精神的なストレスも大きくなってきていると思います。
どんな事でも陽があれば陰もあるものですね。
何が言いたいかというと、身体的な快適と引き換えに精神的なストレスは、増加傾向にあるのではないかと思います。そして、これは自律神経失調症の方も増えていくのではないかと考えています。
精神的なストレスは、体を緊張させ、
呼吸:浅く早くなる
心臓:速く打つ
血管:収縮する(血圧が上がる)
皮膚:皮膚血管が収縮し、毛孔も収縮、毛が逆立つ(「鳥肌が立つ」状態
胃腸:活動低下になる
筋肉:緊張する(硬くなる)
精神面:緊張が強まり、不安になる
このような事がおき、結果として
このようなさまざまな症状が出現し、多くは病院で受診し調べても特に問題は見当たらないということになります。
残念ながら、自律神経に対して、今の医療では明確な診断の基準がないというのがあるようです。なので、心拍数が早ければ心電図、胃痛であれば胃カメラ、のように検査をしてもなかなか重大な原因場所は見当たらず、原因不明となってしまう場合が多いようです。
しかし、見方を変えると自律神経のバランスを整えることができれば、体全体の基礎力が向上する、つまり自分で自分を治していく力の底上げができると考えています。
私は、さまざまなものはバランスが大切だと思っています。
バランスを考える上で、全体として体の状態を捉えることは大切でありますし、全体をとらえた上で調整を行っていけることは整体の強みではないかと思います。
そのため、当院では一人一人の評価を大切にし、どんな症状の方も自己回復力に直結する自律神経の調節は、必ず行うことにしています。
自律神経の調整とさらに全体のバランスをみながら不調なところを集中的に修正していくことで、今までのようなお客様の笑顔の結果が得られていると思います。
お体に不調がある方は、一度体験してみて下さい。
大野城市 風の音整体院