認知症の中核症状としては、記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能障害、言語障害(失語)、失行・失認というものがあり、周辺症状としては、徘徊、うつ、焦燥、怒りっぽくなる、暴力行為、妄想、幻覚、不眠、不適切な性的行動、不潔行為などがあると言われています。
周辺症状は、BPSDといわれ、治療法としては、薬物療法と非薬物療法があります。
薬物療法は精神症状に対して比較的効果があるそうですが、行動異常には効果が乏しい場合もあるようです。
非薬物療法としては、環境への介入や心理的介入、音楽療法や絵画療法などがあります
介護する時に最も大きな問題になりやすいものは、暴言、暴力、不潔行為、徘徊などではないでしょうか。
しかし、これは周辺症状に分別されるため非薬物療法での効果が見込めるということです。
個人的な意見ですが、今までの経験から、介助に一番大切なのは、認知症の方が穏やかに過ごしてもらえるように心の動きに注力することではないかと思います。
例えば、忘れやすかったり、判断が鈍るため行動が遅かったりがありますが、さりげなく援助を繰り返す事が重要だと思います。
一言で言うと、不安な気持ちにさせないようにする事だと思います。
楽しいとか嬉しいとか、プラスの感情が加えれるのであれば、なお良いと思います。
良い方に向かうことで、その方に関わる方や本人自身も生活の質が大きく上がります。
当然、手助けの量も自然と減っていくのです。
これは、勤めていた時に出会った素晴らしい介護士から教わりました。
その介護士の方が関わった患者様は、軽い認知症の方から重度の認知症の方まで、みるみる人が変わったように良い方に変化していくのを目の当たりにしたのです。
それは、びっくりすることに例外はいませんでした。
その時の私は理学療法士として、とても勉強させていただきました。
このような経験からもですが、よい刺激というのは脳の血流にも良いものだと研究などでもよく言われています。
風の音整体院では、辛い箇所を改善方向へ導き、全身の気持ちのよい施術を行なっています。
体の血流、脳の血流、大切です。
ご高齢者の方々からも、何か行動を起こす前の「やる気が出てきた」とお喜びの声をうかがうこともよくあります。
不安のある方もおられましたら、お気軽に体験してみて下さい。
大野城市 風の音整体院