人間の体の水分量は、赤ちゃんでは80〜90%、成人男性60%、成人女性55%です。私達の肉体の半分以上が水分でできているのですね。それでは、体内においてのお水の役割をご存知ですか?飲んだ方がいいとは分かっていても、なかなか理由までは考えないものです。そこで、今回は水について、お話しします。
体内でのお水の機能には、①栄養素の消化や吸収 ②栄養素の代謝反応 ③物質の生体内輸送や排泄 ④体液pHの調節や浸透圧の維持 ⑤体温保持 の5つがあります。
体内の水分量、血液の量、血液に含まれるさまざまな成分の濃度は、抗利尿ホルモンや副腎皮質ホルモンなどにより、精密に保たれています。
それでは、実際1日にどのくらいの水が排泄されているのか。それは、2.5リットルと言われています。そしてびっくりすることに、体内で再吸収される量が9リットルで再利用が7リットル、すごい量です。排泄される量の2.5リットルを私たちは、摂取する必要があるのです。
飲水で2.5リットル。。。大変そうですね。しかし、食事からの水分が1リットル、代謝によって出現した水分300グラムと考えると最低でも1、2リットルは飲水する必要がありそうです。500mlのベットボトル2回+コップ1杯のお水に相当します。
一日、ベットボトル2回+コップ1杯のお水を飲むように心がける生活をしてみてはいかがでしょう。ちなみに人は体内の水分が1%減で喉が渇いたと感じ、5%で脱水症や熱中症、10%では筋肉が痙攣し意識障害など重篤な症状になると言われています。
言い忘れていましたが、がぶ飲みは禁物です。人間の体の水分量は常に一定に保とうとしていますのでがぶ飲みしても一定以上の分は2時間以内に排泄されます。こまめに水分補給をしていきましょう。
大野城市 風の音整体院