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  • カテゴリー:うつ / 自律神経 / 風のたより

    鬱(うつ)

    最近、東京慈恵会医科大学の近藤一博教授が唾液の中に潜んでいるHHV-6型ヘルペスウイルス(ヒトヘルペスウイルス6型)がうつ病と関係していると発見されたそうです。

    HHV-6ヘルペスウイルスが脳に感染し、疲労などによってウイルスが活性化されると「SITH-1」という遺伝子が強く働いてタンパク質が生成されることが分かったそうです。

    実際に、マウスの脳でこのSITH-1遺伝子を強く働かせたところ、嗅覚に関係する細胞の死だけではなく、海馬の新しくできる神経を抑制するなどうつ病によく似た神経変化がマウスに見られるようになりったようです。

    人間でも健康な人では24.4%しかSITH-1の活性化したタンパクが働いていなかったのに対し、うつ病の患者では79.8%でSITH-1の活性化が強く影響していることが分かったそうです。

    ところで、ヘルペスウイルスは残念ながら、現代の医学で完治する病気ではありません。 一度でも感染してしまうと完全に除去することができないウイルスなのです。 今現在ではこのウイルスを死滅させるお薬も、残念ながらありません。

    HHV-6ヘルペスウイルスの感染潜伏部位は、マクロファージやリンパ球です。マクロファージ、リンパ球は、白血球の仲間です。身体への異物の侵入に対しからだを守る働きを有しているのが白血球の役割です。なので、血液の中で全身を巡っています。

    これらのことから、ウイルスは、ほぼみんな持って潜伏状態であるので疲労やストレスが長期間たまると、ウイルスが活性化され、「SITH-1」という遺伝子が強く働いてタンパク質が生成、そしてその結果うつになり易い状態という事がわかります。どんな人でも誰もがかかりうる病気というのが分かります。

    鬱(うつ)

    しかし、考えようによったらストレスや疲労に強い体づくりをしていればうつ病にならずにすむとも言えます。そして、すでにうつ病になってしまっている方も身体の疲労軽減させストレスの溜まりにくい体になればタンパク質はできにくくなるので改善が見込めるのではないかと考えます。

    鬱(うつ)

    当院としてできることは、①ストレスなどで交感神経優位に働いている状態を自律神経からアプローチ、つまり体をリラックスの方に傾ける。②血行をよくする施術によって全身に栄養や酸素が行き渡り易い状況を作っていく。③気エネルギー療法でストレス調整を行う。の3点です。

    そうすることで、自宅での深い眠りを誘導し脳の老廃物の除去していけるのではと考えます。ストレスは、どんな人にも少ながらずあると思いますし軽減していくのは意外と難しいです。ストレスに強い体づくりが大切ですが、ご自分でのストレス除去が難しい状況、特に長期間ストレスを感じている方は、是非一度ご相談ください。

    大野城市 風の音整体院