カテゴリー:腰の痛み / 膝の痛み / 足の痛み / 風のたより
足のアーチと聞いたことはあるでしょうか?土踏まずのことです。立っている時に鉛筆ほどの隙間はみられるでしょうか?
足のアーチ構造には3つあり、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチとあり、その中でも内側縦アーチが扁平化したものを扁平足といいます。
具体的には、後脛骨筋や足筋の筋緊張低下、靭帯の緊張低下により踵にある踵骨も外側を向いている形になります。後ろから見ると、踵が外を向いていて足の構造が崩れています。長年にわたり、外反母趾にもなりやすいです。
扁平足であると衝撃吸収能の低下や足の変形により歩行の推進力が低下したり、歩行時の蹴り出し時に、足のアーチ構造が高まることで、足部が安定する機構も保てなくなります。つまり、足=土台が不安定になり、足だけでなくその上に位置している膝、股関節さまざまな場所に足が原因で障害が起きやすい状態になっているということです。
扁平足になる現代の問題点としては、
・子供がゲームなど家の中で遊ぶことが多く、外で遊ぶ機会が減少したこと。
・大人では車での移動が普及し、歩くことが少なくなったこと。
・高齢になるにつれて、活動量が少なくなったこと。
・道路も整備され、地面の凸凹でバランスを取らなくてもよくなったこと。
・過剰な体重増加により、アーチ構造が潰れる力が大きくなること。
などが言われています。
手っ取り早く解決するには、100均にもあるような土踏まずの隙間を埋めるようなものを買ってみるのも良いと思います。
しかし、ずっと靴を履いとくわけにはいかないので(お部屋など)、自分の体のみで土踏まずを作る事を目指していくと良いと思います。
インソールは、機能を補っている=私達の機能が失われているとも言えますしね。
一番おすすめは、体の調整を行い(主に股関節)、低めのインソールで短期的に足の形態を保ちながら活動、運動をする事です。そうする事で徐々に足の問題からくる症状に関しては、改善傾向になると思います。試してみてください。
大野城市 風の音整体院