聴覚とは、外耳、中耳、内耳、聴神経、聴覚皮質などの器官を使い、音の信号を神経活動情報に変換し、音の強さ、音高、音色、音源の方向、リズム、言語などを認識する能力、機能を指します。
種類としては、外耳から中耳の障害としては、伝音性難聴といい、一般的には補聴器で調整することが可能です。
内耳の障害としては、感音性難聴といい補聴器では細かい調整が必要になる。生じる部位によって内耳性難聴と後迷路性難聴に分けられます。
そして、上記の2つが合わさったものを混合性難聴といいます。
最後に、器質的な異常はないが難聴が生じている症状、つまりストレスなどで聞こえにくくなることを、機能性難聴といいます。
このように4つの種類にわけられます。
原因としては、まず先天性のものとして遺伝、未熟児出産、妊娠中のウイルス感染、次に後天性のものとして、病気、薬の副作用、頭部打撲、騒音、突発性などがあります。
軽度難聴以上の難聴がある人の割合は65歳以上で急増し、70歳代前半では男性約5割、女性約4割、70歳代後半では男女約7割、80歳代では男性約8割、女性約7割に軽度難聴以上の難聴がみられます。
日本は、世界で3番目に多いようです。
最近は、イヤホンなどで若い方にも難聴の危険があります。『大人は80dB(デジベル)の音量を1週間当たり40時間以上、子どもは75dBの音量を1週間あたり40時間以上聴き続けると難聴のリスクがある』とWHOは警告しています。1日5時間以上聴いている方は、注意が必要です。
周りの方からは、音は見えないので、音が聞き取れなくなると思った以上にストレスを感じるようです。ご本人もですが、ご家族もストレスを感じてしまいます。
機能性難聴の場合は、自律神経を調整すると改善がみこめます。耳鳴りなどは、耳で聞こえなくなった音を脳が作り出す音です。難聴の予兆である事も多い耳鳴りの時に対処しておくことが大切だと思います。
大野城市 風の音整体院