「50肩で肩が上がらなくなった。」
こういった事をよく聞きます。
肩関節周囲炎は中年以降に発症することが特徴です。
40代で発症した場合は四十肩、50代で発症した場合は五十肩と呼び、呼び名が変わりますが同じ病気です。
全人口の2-5%がかかるとされており、特に40歳から60歳の女性に多いとされています。
そして、糖尿病の人は五十肩になりやすく、10%近く頻度が増加するようです。
一般的に言われているのが、
炎症期(2-9か月):
夜間の痛みが出ていることが多く、肩がどんどん動かなくなっていく時期で、じっとしている時の痛みが強い。
拘縮期(4-12か月):
腕の動かない状態が続く時期。痛みのある側を下にして寝ると痛みが出る、朝起きた時に痛みがある、特定の姿勢で痛みが出る、腕を動かした時に痛みが出る、腕を動かす範囲が狭くなったまま、などの症状がでています。ただし炎症期ほど強い痛みではないです。
回復期(12‐42か月):
痛みが大幅に減り、だんだんと関節が動くようになる時期です。
一度、肩周囲炎になってしまうと、重症の方だと3年以上もかかると言われています。
上記をみてわかるように、最初は痛みを軽減させる事が一番重要で、その後は痛みの様子を見ながら徐々に関節を動かしていく事が早期回復につながります。
そのため、適切な動かし方も重要で、元通りになる疾患といわれています。
当院では、痛みの強いじっとしていても痛い時期などは、無理な関節運動を行わず、肩以外の血流の促しと姿勢調整を行い、最小限の痛みのみに限定できるよう施術していきます。
肩が痛い期間が長くなると体のさまざまな部分が硬くなっており、痛みがさらに大きくなる現象がみられるようです。
また、痛みが引いてくる時期には痛みに合わせて適切な肩に関係ある箇所の関節運動を行い、早期に今まで通りの生活に戻れるよう正常範囲へと動きを修正していきます。
50肩は、右側がなると次に左側がなったという方をお見受けします。
普段から肩周囲の血流を良くして、姿勢を調整していくことが大切で、予防になるのではないかと思います。
それは、施術をしてきた肩周囲炎の方々の共通点として肩周囲の血流が悪い方に起きやすいのんではないかと思っているからです。
お困りの際は、ぜひ風の音整体院の施術を体験してみて下さい。
大野城市 風の音整体院